寄らば大樹の陰という姿勢では生き残れない
転職がめずらしくなくなった今でも、終身雇用や年功序列を望んでいる安定志向のサラリーマンや就活生は少なくありません。
就活生にとって、就職先として人気ランキングのトップ企業に就職することは憧れの的。破壊的イノベーションで不安定な雇用状況に晒されていることもあり、そうした思いの就活生がますます増えてきているといいます。
ただ、安定志向で何かと前例を踏襲したがる人の仕事ぶりは旧態依然としています。
たとえば上から与えられた仕事を時代遅れのやり方で、ルーティンワークとして繰り返しているだけの人も少なくありません。そうした人は、まさに激変する時代に突入しているのだから前例など通用しなくなっていることに早く気づくことです。
企業社会の現状は、国内の大企業が海外企業に買収されたり、有名企業が大量リストラを実施したりしているのが実態。サラリーマンが抱きがちな「寄らば大樹の陰」といった発想は、もはや通用しない時代を迎えているのです。
たとえば外資系企業のゴールドマン・サックス――。
それぞれの社員が「大樹」にもたれ合うこともなく、自分の身は自分で守るといった厳しい姿勢で働いています。それが、グローバルな時代を迎えている企業社会で働くということ。
だからサラリーマンや就活生が安定志向で「寄らば大樹」を求めたとしても、それが儚い夢で終わるケースが少なくないでしょう。
激変する時代を生き抜いていくには、これまで染みついた常識的に考えるという脳の働き方のクセを修正して大きく舵を切っていくしかないないのです。
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