美人とブスの収入格差

 美人は、人生で得をしているのでしょうか? 

 ブスは、人生で損をしているのでしょうか? 

  美人とブスでは、どれくらいの収入格差があるのでしょうか? 

『美貌格差 生まれつき不平等の経済学』(東洋経済新報社)――。

  本の著者は、米国の労働経済学者ダニエル・ハマーメッシュさん。 

 ハマーメッシュさんは、美人やイケメンが具体的に人生でどれくらい得をするのかについてアメリア人を対象に20年の歳月をかけて調査研究しています。

  調査方法は5点満点の評価。点数は「一番美しい」が5点、「ふつう」が3点、「もっとも並に満たない」が1点。 

 では、美貌の程度によって、生涯収入はどれくらい違ってくるのでしょうか? 

 まず女性の場合。

  その調査によると、生涯収入は美貌が4、5点と評価された女性が3点の女性より8%も多く、逆に3点に満たない女性は3点の女性より4%も少ないという結果でした。 

 そして、5点の女性は1点の女性より12%も多かったのです。

  同様に男性の場合。

  美貌が4、5点と評価された男性は3点の男性より4%も多く、逆に3点に満たない男性は3点の男性より13%も少ないという結果になっています。

  そして、5点の男性は1点の男性より17%も多く稼いでいたのです。

   この調査では、男女が40年にわたって年2000時間働くと平均生涯収入が160万ドルになります。ところが、容貌が3点に満たない男女の平均生涯収入は146万ドル。一方、4、5点の男女は生涯収入が169万ドルへと高まるのです。

  まさに、衝撃の事実――。

  イギリスやオーストラリア、カナダ、中国、韓国などでも容貌と収入に関する研究が行われ、それぞれ容貌が優れていると収入にはプラスに働くという結果が出ています。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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