パブには繁盛店の本質がある

 英国には大都市から田舎まで、どこに行っても創業から地域社会に溶け込んで長く営まれ続けているパブがあります。

  ビールやウィスキー、ワインなどお酒を飲めるのはパブだけではなく、もちろんレストランでも飲めます。  

 それなのに、なぜ現地の人はパブに通い続けるのでしょうか?

 現地の人に、こう聞いてみたことがあります。

 「パブがなくなったら、どうなるのですか?」

 「基本的には、パブがなくてもお酒は飲める。ただ、パブがなくなったら間違いなく犯罪が増えるはずだ」 

 その答えに、英国パブ文化の本質を垣間見た気がしました。

  パブの語源は、「Public House」(パブリックハウス)。

  それは、英国では「Private House」(プライベートハウス)に対する「みんなの家」という意味合いがあります。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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