開いた口が塞がらない国会議員の共食


 食卓は人が一期一会をともにする場で、食卓につくことは自分の人生の席につくことです。

 誰かと食事をする共同飲食は人間特有の文化で、食卓は人生のテーブルなのです。

 仲間の親密性を強調するという認識は、誓約や盟約の証しとして昔から儀式に利用されてきています。

 つまり、共食は親近感を強める効果があるのです。 

 ところで、緊急事態宣言の最中、東京・銀座のクラブなどを訪れていたとして自民党の議員3人が離党し、公明党の議員1人が議員辞職しています。

 この件で虚偽の説明があったことや、資金管理団体が過去にキャバクラでの飲食代を支出していたことも明るみに出ています。

 政府が営業自粛を求めている午後8時以降の飲食で、法改正で自粛要請に従わない業者に罰則を設けようとするなかでの言行不一致で開いた口が塞がりません。

 それにしても、彼らの共食には何か効能があったのでしょうか。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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