ゲスに「おもてなし」は無理

 おもてなし――。

 それが、なぜ日本では欧米よりも進化したのでしょうか?

  ある説によると、江戸時代が大きく影響しているといいます。

  江戸時代には、幕府の鎖国政策によって諸外国の影響を受けない時期が長く続いています。そのころ江戸の街では、雨が降ったとき狭い路地をすれ違う町人同士が傘をわずかに傾け合う「傘かしげ」の習慣が生まれています。

  それが進化して「江戸しぐさ」が生まれ、今のような「おもてなし」に繋がる心を育んできたという説です。

  リア充な人生を送りたいのなら、だれでも「傘かしげ」のような心遣いが欠かせません。ただ、そうした心遣いは心に余裕がないとできません。

 要するに、心模様がゲスでは端から無理なこと。コンプレックスや嫉妬心にとらわれて不平不満ばかり口にしているゲスには、とうていできないことなのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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