他人が決めたモノサシで生きる

 世の中に目を向けてみると、他人の作ったモノサシで受験や就職、出世などの競争にドップリと浸かって生きている人が少なくありません。

  たとえ自分が人との比較を望まなくても、学校や企業、組織はやたらと人を比較したがり ます。受験競争のモノサシとなる偏差値は比較社会の象徴みたいなもので、多くの若者が子ど ものころから人と比較されることに慣らされてきました。

  大雑把な話ですが、たとえばサラリーマンは 40 歳前後で幹部候補 20 %と、それ以外の残り 80 %が選別されるといいます。 

 40 歳前後といえば、まさに人生の働き盛りでもあります。

 そこで自分の能力を会社が決め た一定の人事基準でザックリと評価され、出世コースではない残り 80 %に属していると認識 させられるのは辛いはずです。

 そうした状況に置かれたとき、気持ちが腐ってしまう人もいれば、前向きに「なんとかなる さ」と考える人もいます。

 この気持ちの持ちようの違いが、人生を楽しめるかどうかの大き な鍵を握っています。 これは、年齢に関係なく言えることです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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