だれもがゲスになる恐れがある

 狂気――。

 それは創造的なときもあれば、破壊的なときもあります。

 芥川龍之介の著書『侏儒の言葉』に、こういう一節があります。

 <人生は地獄よりも地獄的である> 

 人がゲスになったり、壊れたりするのは、ポジティブな気持ちを放棄したときの最終的な姿なのかもしれません。

 大半の人は、いろいろなことがうまくいかなくて絶望的な状況に追い込まれたときには意外と脆いものです。

 そして狂気は、創造的に登場してくるとはかぎりません。むしろ、ゲスの塊として破壊的に現れることが多いのです。

  あなたが学業や仕事、起業、資格、恋愛、健康、ダイエットなどで夢や目標があったとします。そこで劣等感や嫉妬心といったマイナスの心模様をうまくコントロールできないと、夢や目標を達成するための道の選択を間違ってしまいがち。

 それで期待したような成果が上げられないと、自暴自棄になってゲスになる恐れああります。 

 だれでも劣等感や嫉妬心、喜怒哀楽など心模様に左右されながら生きている以上、いつでもゲスになる恐れがあるのです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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