口裂け女が見えない


 1979年ごろ、「耳元まで裂けた口をマスクで隠した女が夕方、子どもに話し掛けてくる」という噂話が全国的に広がっています。

 いわゆる「口裂け女」で、都市伝説の一種です。

「昨日は隣町に現れた。今日はこの町に来る」

 そんなまことしやかな話が教室で広がり、今でも震えた記憶が残っている人もいるでしょう。

 マスク姿は今、コロナ禍対策で日常の風景になっていますが、あのころはマスク姿の大人を見るだけでも怖かったものです。

 今でも「口裂け女」はいるでしょうが、それがマスクに隠れて見えないのが残念です。

 ともかく、コロナ禍が収束するのを願うばかりです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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