今やAIのほうが強いプロ棋士の世界


 囲碁や将棋のプロ棋士たちは、今や人間を超す棋力を持つAI を使って研究を続けています。

「「新しいAIを導入して、視野を広げる一助に」

「問題を繰り返し解き、AIに近づこうと」

 ここ4年ほどで、囲碁や将棋の世界では状況が大きく変わっています。

 それ以前、囲碁のコンピューターソフトはプロ棋士の能力におよびませんでした。しかし、今では囲碁や将棋のプログラム開発者が個性豊かなソフトを生み出し、プロ棋士と互角に戦うまでに進化しています。

 2016年ごろから、AIが自ら考える深層学習の技術が進み、囲碁や将棋ともプロ棋士を一気に抜き去ってしまったのです。

 昨年末に公開された映画「AWAKE」は、将棋の棋士養成機関である奨励会に在籍した主人公が、プロへの夢が破れた後にソフト開発に没頭してプロ棋士と対戦するストーリーです。

 15年にあった実話を基にした作品で、プロ棋士とコンピューターが能力を競うことができた時代は今や牧歌的にも見えます。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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