成功の秘訣

 だれもが成功したいと思っています。

 では、成功の決め手となる性格的な特徴とは、いったい何なのでしょうか? 

 夢や目標を成し遂げたいと思っている人にとって、それは永遠のテーマです。

  ふつう、学校の成績だけでは大人になってからの成功を予測できません。なぜなら、そこには成功の決め手となる性格的な特徴が影響してくるからです。

  科学者ウォーレン・ウィリンガムの研究チームは、高校の数千名の生徒を対象に、高校の最終学年から5年間に渡って追跡調査を行っています。

  それは、性格的特徴研究プロジェクト。

 調査結果で明らかになったのは、調査対象の生徒が大学の課程を修了すると、次の3つの基準に該当する成功の客観的な測定値が集められています。 

①学業において優秀な成績を収めたか?

 ②若手としてリーダーシップを発揮したか? 

③科学、テクノロジー、芸術、スポーツ、文章力、スピーチ、起業家的発想、社会奉仕などにおいて顕著な成果を収めたか? 

 その5年分のデータがそろったとき、ウィリンガムは次の結論に至っています。それは、「最後までやり通す」という性格的な特徴でした。

  具体的には、たとえば「学校新聞の編集委員を3年間務めた後、編集長になった。陸上部にも3年間在籍して、重要な大会で優勝を飾った」といったもの。

  調査結果では、何かを「1年以上継続した」「進歩を経験した」生徒が優秀な成績で大学を卒業したこともわかっています。

  重要なのは、やろうと決めたことを翌年も続け、その間になんらかの進歩を遂げているということ。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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