ミスコンで、どんな女性がグランプリに選ばれるのか?

 ふつう、どういう女性が「美人」と評価されているのでしょうか? 

  ミスコンテスト(ミスコン)の優勝者を見ていると、「まさか、この人が?」と疑問符がつくような「美人」も意外と多いことに気づきます。

  なかには、どう見ても「美人」とは思えない「中途半端な美人」がグランプリを獲得しているようなミスコンも。

  ただ、そうしたミスコンは、そもそも業者や組織が主催するイベントに過ぎません。審査員にしても、その後のビジネス展開などを考慮に入れて評価しているケースが少なくないのです。

  だから、古いタイプの「美人」や可もなく不可もない「美人」など万人受けのする候補者をグランプリに選んでいる場合も少なくないのです。

  ハリウッド映画『サタデーナイトフィーバー』――。 

1997年に公開され、世界的に大ヒットした映画です。若き俳優ジョン・トラポルタが演じた主人公は昼間、ブルックリンのペンキ屋で働く労働者という設定でした。

  日本でもバブル経済時代、芝浦にあった伝説のディスコ「ジュリアナ東京」のお立ち台で踊り狂っていたのも給料の安いOLや田舎から上京してきた若い女性が中心でした。

 ただ、お立ち台に上がった女性たちはそうしたシーンで思いっきり人生を楽しんでいました。 

 だれもがねたみ、そねみ、ひがみ、やっかみ、焼きもち、不平不満などを口にする前に、この「人生を楽しむ」という前向きな姿勢が大切です。

  たとえミスコンでグランプリを獲得できなくても、なにも嘆くことはありません。それはジュリアナ東京のお立ち台のようなもので、たんなる人生の通過点に過ぎないから。

  日ごろ、だれもが自分のモノサシで相手を品定めし、これといった明確な根拠もなく平気で評価を下しています。 

 人の評価なんてその程度のものですから、いちいち細かいことを気にすることもありません。

 それよりも、今とらわれている劣等感や嫉妬心をコントロールすることでリア充な未来が拓けてくるはずです。

 それを成し遂げるのは、日ごろ悶々としている自分自身なのです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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