中国共産党はコロナ禍でやりたい放題
中国共産党機関紙「人民日報」系の英字紙は、トランプ大統領支持者が米連邦議会を襲ったアクシデントのことをこう断じています。
「米社会の深刻な分断と、その分断を抑えられなかった結果である」
同紙の社説には、こうも書かれています。
「分断は深刻すぎる。影響は長く残るだろう」
その先で、米国の2重基準への批判が展開されています。
同紙が指摘する2重批判とは、香港では暴力的行動が「美しい光景」として描かれるのに、米国では混乱に関わった人が「暴徒」と呼ばれるということです。
香港に関して、民主派弾圧と批判する資格は米国にないという主張でしょう。
連邦議会の暴徒と香港の民主派を一緒にしてはならないと思いますが、米国の混乱をしたたかに突いた主張にも見えます。
ここところ香港で起きている事態には、中国共産党を背景にした香港政権の〝したたかさ〟を感じます。
まさに権力移譲をめぐって米国が混乱し、人権にうるさい欧州の国などが自国のコロナ禍で〝余力〟を失っている時機を狙っているとしか思えません。
香港警察は先日、民主派の元議員たちを50人以上、「香港国家安全維持法違反」の容疑で逮捕しています。
多くが保釈されたようですが、逮捕者は過去最多の人数だといいます。
同法の施行から半年あまりで、確実に一国化が進んでいます。
米国の「暴徒」と並べられた香港の民主派は、非難の声を上げています。米国の混乱は、まさに逆風でしょう。
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