欲望を断捨離できない高齢者の〝受難〟


 欲望を断捨離できない高齢者は、様々な受難に見舞われます。

 たとえば配偶者を亡くした後、何とか新しい配偶者を見つけようと結婚相談所を訪れ、お金を巻き上げられた人がいます。

 なかには介護保険を使って来てもらったヘルパーが気に入り、多額の報酬やプレゼントをあげてしまう人もいます。

 あるかかりつけ医師は、こう頼まれています。

「先生、父はヘルパーさんにもう500万円は渡しています。何とか言ってくだい」

 別の家では、父親が亡くなった後、遺品整理をしたら高額な絵画がなくなっていたといいます。

 高齢者は 配偶者をなくして1人になったとき、かかりつけ医を持つことも大事でしょう。介護が必要な状態になっても医師や介護のチームにかかわってもらうことで、いざという時に繋がりを持ってフォローしてもらえるからです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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