一瞬の暴走行為が人生を破滅させる

 和歌山カレー事件(1998年)で逮捕され、今や死刑囚となった林真須美(事件当時37歳)さんとは、彼女が運転する外車で一度だけ深夜ドライブに出かけたことがあります。

  自分の思い通りにならないと我慢ができない――。

  真須美さんは走行中、前方に走行の邪魔になりそうな障害物があると真っすぐ走りたくて所かまわずクラクションを鳴らすのです。

 それを避ければすんなり通過できそうなときでも、辺りに騒音を巻き散らかすかのようにクラクションを鳴らしていました。当時、そうした彼女の行為は劣等感や嫉妬心が要因となって出ていたものだと理解していました。

  マスコミが大挙して林家の取材に押しかけたとき、私の肩にそっと手をかけた真須美さんから「本音」を耳打ちされたこともあります。

  欲望や劣等感、嫉妬心などが動機となった事件取材では、いろいろと犯人や容疑者の心の深層をいろいろ見てきています。

  人の心理とは、なにかと厄介なものです。ときとして、劣等感や嫉妬心がいきなり暴発して犯罪や自死に結びついてしまうこともあります。

  クルマの運転で言えば、ブレーキが利かずに暴走してしまうというわけです。

  あなたの人生を「一瞬の暴走行為」で台無しにするのは、やはりもったいないというものです。 

 そうした劣等感や嫉妬心に支配されない生き方のコツについて、拙著『中途半端なブスはグレない』に書いています。

 ぜひ一読を!

 きっと、リア充な人生を手に入れる道筋が見えてくるはずです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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