菅政権を見極める時期


 日本は今、コロナ禍の感染拡大の〝第3波〟に見舞われています。

 国民は〝第1波〟や〝第2波〟までは、ある種の〝天災〟との受け止め方もしていましたが、〝第3波〟になると、もはや政治の責任だと言えるところもあるでしょう。

 現時点で、安倍前政権と菅政権のコロナ禍対策が米国やブラジルほどダメだったとは思いません。もちろん、安倍前首相と菅首相を〝バカな大将〟などと言うつもりもありません。

 実際、感染者数や死者数が欧米に比べてずっと少ないのは事実です。

 しかし、〝第2波〟まででコロナ禍を収束させることができず、医療崩壊が懸念される現状を招いた責任は免れないでしょう。

 一連の「Go To キャンペーン」にこだわる政府に対して国民の目は厳しく、国民と政府の危機感のレベルがズレているのです。

 太平洋戦争でのインパール作戦における

 日本軍兵士の悲劇は指揮官を自分たちで選べず、黙って命令を聞くしかないことにあったとされています。

 しかし、現在の日本では指揮官がダメだと思えば選挙で取り換えることもできます。

 菅政権の支持率が急落していますが、菅首相が指揮を任せるに足る人物かどうか見極める時期にきています。

 携帯電話の料金値下げもいですが、コロナ禍対策に比べるとそれほどの緊急事、重要事だとは思えません。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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