菅首相は言葉の乏しさが際立っている


 霞が関の官僚の菅首相への評価は「骨があって頼もしい」とする意見がある一方で、「首相の器ではない」と二分されているようです。

 ある官僚は、こう切り捨てます。

「菅さんは首相の器ではない」

 確かに、国会中継を見ていて菅首相の答弁に苛立ちを覚えることも少なくありません。

 就任から2カ月が過ぎた菅首相は、日本学術会議の任命拒否問題では強権ぶりを示しています。 

 露わになったその強権ぶりとは対照的に、語られる言葉の乏しさがやけに際立っているのです。質問に正面から答えずに同じフレーズを繰り返し、議論を拒みます。

 総裁選中の9月2日、菅官房長官(当時)は出馬会見で「国の基本理念」として「自助・共助・公助」と述べています。

 つまり、困ったことがあったら「自分で何とかしろ」、それが無理なら「家族や友人、知人に助けてもらえ」、それでもダメなら「国を頼れ」と言い放ったのです。

 投開票日の前日の9月13日、最後のトドメが炸裂しています。

 この日、菅官房長官はテレビで「内閣人事局の見直し」について質問され、こう断言しています。

「見直す必要はまったくない」

 そのうえで、こう述べています。

「私どもは、選挙で選ばれている。何をやるという方向を決定したのに、反対するのであれば異動してもらう」

 こんな菅総理に、とてもじゃないけど日本を任せるわけにはいきません。

 前述の官僚は、こんな話を明かします。

「菅首相は野望を秘めながら、生き残りを賭けて〝ポスト安倍〟の政局を死に物狂いで引っかき回していました」

 なるほど、その程度の人物だということでしょう。

 霞が関の官僚の菅首相への評価は「骨があって頼もしい」とする意見がある一方で、「首相の器ではない」と二分されているようです。

 ある官僚は、こう切り捨てます。

「菅さんは首相の器ではない」

 確かに、国会中継を見ていて菅首相の答弁に苛立ちを覚えることも少なくありません。

 就任から2カ月が過ぎた菅首相は、日本学術会議の任命拒否問題では強権ぶりを示しています。 

 露わになったその強権ぶりとは対照的に、語られる言葉の乏しさがやけに際立っているのです。質問に正面から答えずに同じフレーズを繰り返し、議論を拒みます。

 総裁選中の9月2日、菅官房長官(当時)は出馬会見で「国の基本理念」として「自助・共助・公助」と述べています。

 つまり、困ったことがあったら「自分で何とかしろ」、それが無理なら「家族や友人、知人に助けてもらえ」、それでもダメなら「国を頼れ」と言い放ったのです。

 投開票日の前日の9月13日、最後のトドメが炸裂しています。

 この日、菅官房長官はテレビで「内閣人事局の見直し」について質問され、こう断言しています。

「見直す必要はまったくない」

 そのうえで、こう述べています。

「私どもは、選挙で選ばれている。何をやるという方向を決定したのに、反対するのであれば異動してもらう」

 こんな菅総理に、とてもじゃないけど日本を任せるわけにはいきません。

 前述の官僚は、こんな話を明かします。

「菅首相は野望を秘めながら、生き残りを賭けて〝ポスト安倍〟の政局を死に物狂いで引っかき回していました」

 なるほど、その程度の人物だということでしょう。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

0コメント

  • 1000 / 1000