人生は前向きに生きていくことが大切


 日本の高齢者(65歳以上)は3609万人で、全人口の3割近くを占めています。平均寿命は男女とも80歳を超え、〝人生100年時代〟を迎えています。

 当然、妻や夫と死別し、1人の時間を過ごす年配者も増えていくことでしょう。そんなとき、「今日は雨だね」「そうね」と何気ない会話のできる相手がいることは貴重です。

 老後の生きがい、喜びについて、孫の成長を子どもと分かち、後輩の成功を仲間と分かと会うことはできます。

 ただ、生きがいを分かち合えるのはやはりパートナーでしょう。

1948年11月30日、詩人の川田順さんは人妻だった弟子と恋に落ち、「老いらくの恋」を詠んでいます。

「墓場に近き老いらくの、恋は怖るる何ものもなし」

 それから72年、この日は「シルバーラブの日」と呼ばれています。

 先日、今年度の短歌大会の受賞作が発表されています。群馬県内の施設に暮らす95歳の女性は、佳作を受賞しています。

「むかし見た『カサブランカ』のロマンスに胸はときめく卒寿の今も」

 人生は、いつまでも「前向きに生きていくことが大切だ」ということでしょう。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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