グローバリゼーションは止まらない


 歴史を鑑とすると、コロナ禍が終結した後の世界はグローバリゼーションが失われたものを取り戻すように加速していくでしょう。

 ただ、トランプ大統領のように自国ファーストを掲げる政治家が増えている今、世界は分断に向かうのではないかと指摘する人もいます。

 現代の豊かな生活は、現代文明の象徴である自動車や飛行機を見れば一目でわかるように産業革命の3要素とされる化石燃料、鉄鉱石、ゴムという三つの貴重な資源の上に成り立っています。

 これらの資源を一つでも持っていると、バーター取引が可能なので自国ファーストを掲げることもできるだろう。

 しかし、これらの3資源は地球上に偏在しており、米国のような国にはほとんどありません。

 日本も、ドイツも、フランスも3資源を持っていないので、グローバリゼーションを発展させて世界の国々と仲良くやっていくしかないのです。

 だから、コロナ禍後、グローバリゼーションは止まらないのです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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