欧州ではコロナ禍の〝第2波〟が荒れ狂っている


 欧州では、コロナ禍の〝第2波〟が荒れ狂っています。各国から、その波の大きさに不安の声も上がっています。

 東日本大震災を経験した日本人には辛い表現ですが、ベルギーの大臣こう語っています。

「ツナミが、すぐそこに来ている」

 それは、医療機関への〝雪崩のような危機〟になるかもしれません。

 フランスでは感染者確認が1日で4万人を超え、夜間の外出制限が強化されています。ベルギーも、この1か月で急速に感染者が増えたそうです。

 重症になる割合は〝第一波〟を下回るようですが、フランスやスペインの都市部などでも医療態勢が間に合わなくなりそうだといいます。

 住民の間で、数カ月前の命の選別も強いられた経験を再び味わうのかと懸念が膨らんでいるのです。

〝第2波〟が大きくなった要因の一つとして、夏のバカンス期に人の接触と移動が増えたことも考えられます。

 外出や店の営業の制限で、景気が再び減速する懸念が膨らんでいるとも報じられています。

 日本も、欧州に学ぶことが多そうな〝第2波〟です。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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