捏造で交通取り締まり


 交通安全の標語で、有名なものがあります。

「せまい日本 そんなに急いで どこへ行く」

 覚えやすいうえに、ユーモアも効いていいます。

 子どもの時からよく耳にしましたが、1973年の交通安全年間スローガンの内閣総理大臣賞だそうです。

 すでに50年近く経っているとは、息の長い標語です。

 ところで、北海道警交通機動隊の警察官が速度超過を捏造し、実際には違反が確認されていないのに運転手を取り締まっていたといいます。

 その手口はパトカーで車両を追跡しながら電柱などにレーザーを照射し、その速度測定結果を偽造するというものです。要するに、パトカーで出したスピードで違反の動かぬ証拠にしていたのです。

 疑いのある不正取り締まりは、47件にも上るといいます。

 取り締まりの実績を残したかったと聞きますが、急いでもいないのに違反切符を切られたドライバーは唖然とするばかりでしょう。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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