コロナ禍を作品にしたくない
ある女性歌手は、コロナ禍を題材にした歌を書こうとは思わないといいます。
「コロナ禍の状況で出てくる言葉は、否定的なものが多い気がします。一番苦手なのは、ウィズ・コロナという言葉です。それを口にしたくないし、広がってほしくないと思っています」
そう考える理由はシンプルで、素直なものです。
「みんなと近づきたいし、会いたいし、ライブがしたいのです。ウィズ・コロナと言わないでいう気持ちはコロナ禍後、ずっとあります」
コロナ禍は、大きな出来事です。今後、様々なアーティストや作家がコロナ禍を作品に取り上げるでしょう。
社会や人が抱えた困難を作品に結実させるのも、芸術の大切な役割です。
感染症と生きていくには、新しい日常を受け入れて慣れるしかありません。ただ、人と距離を取る生活は正直、しんどいものです。やはり、会って触れる気持ちを共有したいものです。
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