放射性物質を含んだ汚染水の海洋放出が風評被害を生む


 政府は、近く東京電力福島第1原子力発電所の放射性物質を含んだ処理水を海に放出する方針を決定するといいます。

 原子炉への注水などで発生した処理水は、今でも1日平均で140トンも増えています。

 これまでタンクで保管してきましたが、それにも限界が迫ってきたのです。政府は、やむなく処理水を30年程度かけて海に流したいのです。

 これに、地元の漁業関係者は反対しています。

 政府は

処理水からトリチウム以外のほとんどの放射性物質を除去し、それができないトリチウムについては海水で薄めて国の排出基準の40分の1程度にするといいます。

 そう言われても、風評被害は間違いなく出るでしょう。

 原発事故から9年、少しずつ立ち直りつつあった地元の漁業には再びの大打撃になりかねない汚染水の海洋放出です。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

0コメント

  • 1000 / 1000