モドキ政権だけは御免被る

 ペンギンは、空を飛ぶより水に潜って魚を捕ることを選んだ鳥です。

 大昔には、ペンギンと似たような鳥が他にもいました。約1800万年前に絶滅したとされるペンギンモドキです。

 その化石が、長崎県西海市で見つかっています。約3400万年前のもので、世界最古級のものといいます。

 モドキは「擬き」で、似て非なるものを指しています。ペンギンモドキは化石の骨格などから外見もペンギンに似ていたとされていますが、種としては鵜に近いようです。

 ところで、安倍首相が辞意を表明しましたが、コロナ禍は安倍首相にとって想定外の逆風だったといえるでしょう。

 観光支援事業「Go To トラベル」をめぐる混乱など政府のコロナ禍対応に対する国民の不満は強く、それは抜群の安定感を保っていた内閣支持率で不支持が支持を上回る逆転現象となって政権を直撃しています。

 安倍首相の「政治的レガシー(遺産)」となるはずだった東京オリンピックの1年延期は、政権の座標軸を大きく揺るがしました。

 北朝鮮による拉致問題の解決、ロシアとの交渉による北方領土返還、悲願の憲法改正と、安倍長期政権が思い描いていた政治目標はことごとく〝未完〟に終わっています。

「痛恨の極み」という首相の言葉は、決して過言ではないでしょう。

 新首相の座に直結する自民党総裁の後継選びは、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、菅義偉官房長官などを軸に展開すると予想されます。

 新総裁は1強と呼ばれた安倍長期政権を引き継ぎ、来秋までに衆議院の解散や総選挙の決断を迫られます。

 新政権が選挙管理内閣で終わるのか、本格政権へ歩を進めるのかは国民の審判で決まります。野党の進化もまた、改めて問われるでしょう。

 新政権はコロナ禍をどう克服し、〝ポストコロナ〟の未来像をどのように描くのかが問われます。

 ともかく、モドキ内閣では日本が沈没してしまいます。

 ペンギンは、空を飛ぶより水に潜って魚を捕ることを選んだ鳥です。

 大昔には、ペンギンと似たような鳥が他にもいました。約1800万年前に絶滅したとされるペンギンモドキです。

 その化石が、長崎県西海市で見つかっています。約3400万年前のもので、世界最古級のものといいます。

 モドキは「擬き」で、似て非なるものを指しています。ペンギンモドキは化石の骨格などから外見もペンギンに似ていたとされていますが、種としては鵜に近いようです。

 ところで、安倍首相が辞意を表明しましたが、コロナ禍は安倍首相にとって想定外の逆風だったといえるでしょう。

 観光支援事業「Go To トラベル」をめぐる混乱など政府のコロナ禍対応に対する国民の不満は強く、それは抜群の安定感を保っていた内閣支持率で不支持が支持を上回る逆転現象となって政権を直撃しています。

 安倍首相の「政治的レガシー(遺産)」となるはずだった東京オリンピックの1年延期は、政権の座標軸を大きく揺るがしました。

 北朝鮮による拉致問題の解決、ロシアとの交渉による北方領土返還、悲願の憲法改正と、安倍長期政権が思い描いていた政治目標はことごとく〝未完〟に終わっています。

「痛恨の極み」という首相の言葉は、決して過言ではないでしょう。

 新首相の座に直結する自民党総裁の後継選びは、岸田文雄政調会長、石破茂元幹事長、菅義偉官房長官などを軸に展開すると予想されます。

 新総裁は1強と呼ばれた安倍長期政権を引き継ぎ、来秋までに衆議院の解散や総選挙の決断を迫られます。

 新政権が選挙管理内閣で終わるのか、本格政権へ歩を進めるのかは国民の審判で決まります。野党の進化もまた、改めて問われるでしょう。

 新政権はコロナ禍をどう克服し、〝ポストコロナ〟の未来像をどのように描くのかが問われます。

 ともかく、モドキ内閣では日本が沈没してしまいます。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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