過酷な大統領選にはランニングメートが必用

 ランニングメートとは、一緒に走る伴走者のことです。米国大統領選挙ではランニングの仲間ではなく、副大統領候補のことを指しています。

 英語の「RUN」に「出馬する」という意味があるので、そう呼ばれています。大統領候補と副大統領候補が助け合いながらライバル政党の候補との過酷なレースに挑むことを思うと、違和感のない呼び方です。

 今週に大統領選を視野に、民主党のバイデン大統領候補が「伴走者」に選んだのは黒人女性の上院議員カマラ・ハリスさんです。

 ハリスさんは父親がジャマイカ出身で、母親がインド出です。バイデン大統領候補が勝つと、初の女性、初の黒人、初のアジア系の副大統領ということになります。

 ハリスさんも、一時は大統領候補を目指しています。討論会では、バイデン大統領候補に容赦なく噛みつくシーンもありました。

 しかし、バイデン大統領候補が、そのハリスさんをあえて選んだのは懐の深さを演出する狙いかもしれません。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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