ミスキャンパス③「ノーギャラで酷使されるミスキャンパス」


 ミスキャンパスは、そもそも学内に設置された投票箱に学生や来場者が投票していました。  

 それがいつの間にかネットやSNSを通して「ネット投票」という一般人向けの投票も始まり、エントリーした候補者たちの活動の場も大きく広がっています。  

 2012年ごろから、時代の流れで候補者たちがほとんんどツイッターをやるようになりました。  ネット投票のプラットフォームサイトも現れ、そこから一気にミスキャンパスが一般人にも開かれたものになっていきます。  

 ライブ配信も最初はネット投票のためのパフォーマンスのひとつでしたが、今ではマストの活動になっています。  

 コロナ禍の今年、リアルのイベントはほとんど行えませんので、ネット活動の比重が必然的に高くなっています。  

 ミスキャンパスたちは  インスタグラムで美容商品のPR投稿をしたり、文化祭前には何十時間も生配信ライブを行ったり、無限に来る一般人からのリプライを返したりと忙しそうです。  もちろん、その活動のほとんどが「ノーギャラ」です。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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