ブランド「安倍デス」に似ている新ブランド「菅デス」


 1970年代、地方に住む子どもにとって「アディダス」は憧れのブランドでした。  

 ある年の冬、アディダスのウインドブレーカーが子どもたちの間で大流行したことがあります。

 それが手に入っても、胸のマークはアディダス(adidas)ではなくアディドス(adidos)だったという事態も生じています。  

 この紛らわしい名前は、アディオス(adios)とも似ています。adiosはスペイン語で、「さようなら」という意味です。  

 先の自民党総裁選の判断材料は、3人の候補のなかで誰が最も安倍政権の政治に似ているかということだったようです。  

 とりあえず国政選挙で負けなしだった安倍政権の政治を継承しておけば、一定の支持は期待できて別の方向に向かうことはないという判断材料です。  

 そうした党内の甘い空気が最終的に、「安倍デス」そっくりの「菅デス」を選ばせたのでしょう。  心配なのは、国民への説明不足や弱者への目配り不足といった「安倍デス」の悪い「クセ」まで真似をしないかということです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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