もらい水運動は河川を汚染するゴミを減らす


 ペットボトル入りのミネラルウオーターの生産量は、うなぎ登りだといいます。日本では、命に欠かせない飲み水がコンビニや自動販売機で気軽に買えます。 

 しかし、それを飲み終わると空のボトルはゴミになります。  

 そんな日本で今、「もらい水」を実践する動きが広がっているといいます。元は、海を汚染するプラスチックのゴミを減らそうと英国で始まった市民運動です。  

 日ごろ水筒を持ち歩き、公共施設や駅、飲食店などで水をもらう運動です。それは、補充を意味する単語から「リフィル運動」と呼ばれています。  

 ミネラルウオーターは、水道水に比べてケタ違いに高いものです。ボトル製造や輸送の過程で、二酸化炭素も排出します。  

 の点、リフィル運動は財布と地球に優しく、リサイクルの手間と海ゴミの削減にも繋がるというわけです。  

 香川県では、うどん店が協力して輪が広がっています。そこで食事をしなくても、水や粉ミルク用のお湯がもらえるのです。  

 もらい水で喉を潤し、心も潤うような街が増えたらいいでしょう。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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