工夫次第で何とでもなる


 図書館の多くが、新型コロナウイルスの感染防止のため長期間閉鎖されていました。

 ただ、閲覧室の椅子を減らして利用者同士の距離を取ったり、書棚を一方通行にして接触しないようルール化したりして開館を維持しているところもあります。  

 ある多摩地区の図書館は、予約本の貸し出しが受けられます。これとは別に、消毒した本を3冊ずつ入れた大人用と子ども用の「福袋」を計20セットほど置いています。  

 この「福袋」にはテーマだけが書いてあり、「家で開けてみて」と呼びかけています。これは、「閉めれば安心」という内向きの発想からは生まれない工夫です。  

 図書館は、いわゆる「密閉」「密集」「密接」の3条件にぴったり該当します。

 しかし、休校中の子どもたちがネットやゲーム漬けにならないためにも、図書館に携わる人の創意に期待したいものです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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