遅々として進まない脱石炭化


 梶山経済産業相は、石炭火力発電を2030年度までに縮小させる方針を表明しています。  

 石炭火力発電を縮小して地球温暖化につながる二酸化炭素の排出を抑制するのが狙いで、国際社会の脱炭素化の流れを見ても必要な選択といえるでしょう。  

 ただ、石炭火力発電を減らした後をどうするかという話になると、心もとないかぎりです。不安な原子力発電や価格の高い再生可能エネルギーの割合を上げるのは、言うほど容易ではありません。   日本は昨年、地球温暖化問題に取り組む国際NGOから脱石炭の取り組みが弱いと〝化石賞〟を贈られています。口だけの石炭火力発電の縮小に終わると、いよいよ〝墓石〟が贈られてくるかもしれません。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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