頑張る人が報われない国ニッポン


 日本は、最前線で頑張る人が報われない国のようです。   

 病院や診療所、福祉施設などで働く労働者でつくる「日本医療労働組合連合会」によると、コロナ禍で頑張る看護師など医療従事者の今年の夏のボーナスを引き下げた医療機関が約3割にも上っているといいます。  

 コロナ禍の影響で受診を控える動きが広がり、経営状況が悪化する医療機関が相次いだことが主な理由のようです。  

 ある看護師は、こう憤ります。 

「感染リスクを負いながら働き続けるのは、結構大変だった。なのに、まともな補償金もないままボーナスは下がる。冗談じゃないし、まさに、踏んだり蹴ったりです」  

 今夏のボーナス支給がなかった東京女子医科大学では、看護師400人以上が退職する意志を示しているといいます。  

 今後も、同大学のようにボーナスが支給されないことで退職する医療従事者が増えることが予想されます。  

 このままでは、医療崩壊に繋がっていく恐れもあります。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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