残念コーデの極み


 最近よく使われている「残念コーデ」とは、残念なコーディネートという意味です。頑張ってはいるのだろうがヤボったい着こなしにしか見えないコーディネーションのことを指しています。  

 残念とは、もともと心残り、悔しさを意味していました。それが今、別の意味をともなうようになっているのです。  

 たとえば「残念なラーメン屋」とは、メニューにあれこれ能書きが書かれている割には味の良くないラーメン屋のことを指しています。  

 要するに、意欲が空回りしているというのが昨今の「残念」の使い方です。  

 この点、コロナ禍のなかですっかり有名になったアベノマスクは典型的な「残念なマスク」だったと言えるでしょう。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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