肌の色をめぐる論議


 ヌードと言っても、性的な話ではありません。  

 化粧品や服飾品でよく使われるヌードという言葉は、いわゆる肌色系の色を指しています。一般的な辞書では、「白人の肌の色」と説明されてきました。  

 これが見直され、新たに「身につけている人の肌の色に合う色」と修正されているそうです。  

 日本では1990年代末ごろから、クレヨンの「肌色」をペールオレンジ(薄橙色)などと言い換えるようになっています。理由は、国際化が進み人の肌色は多様だとの意識が広まったからです。 

 人種差別の問題を抱えている米国では、20世紀半ばごろクレヨンの薄桃色を肉色を意味するフレッシュ・カラーと呼ぶのを止めています。しかし、肌色をめぐる議論は今も続いています。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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