コロナ禍による消費消失はリーマン・ショック以上


 トヨタ自動車は5月12日、2021年3月期決算(国際会計基準)の営業利益が前年より約8割減って5000億円になりそうだと発表しました。  

 ネットでの会見に出席した豊田章男社長は冒頭、こう述べています。 

「コロナショックはリーマン・ショックよりインパクトが大きい」  

 これまで好調だった業績に、コロナ禍の影響で急ブレーキがかかっているとを明かしたのです。

 同社は今年2月6日、業績予想を上方修正して営業利益2兆5000億円、最終利益2兆3500億円を見込んでいました。しかし、コロナ禍の影響により世界各地で工場が操業停止し、販売活動も停滞を余儀なくされています。  

 前年に国内企業で初めて年間売上高が30兆円を超え、業績堅調だったトヨタでさえもコロナ禍の感染拡大にともなう世界的な〝消費消失〟という厳しい現実が待ち構えていたのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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