日本のマスコミはジャーナリスト精神が弱体化している

 英語で、内部告発者は「ホイッスルブロワー」と呼ばれています。それは、「警笛を吹く人」という意味です。  

 本など多くの民主主義国家では、不正を告発するのは組織や社会の健全さを保つために必要と考えられています。それを〝担保〟するため、内部告発者を保護する法令を制定しています。  

 しかし、現実には〝告発者〟を裏切りと感じる関係者も少なくないでしょう。  

 トランプ米大統領も民主党のバイデン前副大統領に絡む疑惑の捜査をウクライナ大統領に依頼したと告発され、怒りの矛先を告発者や政権内の協力者に向けています。「スパイに等しい」と、〝告発者〟を反逆者あつかいしているのです。  

 米メディアに今、この「ホイッスルブロワー」という言葉が溢れています。権力者はメンツを保ち、その地位を守り続けるには〝隠蔽〟することが一番と考えているところがあります。  

 日本でも〝権力絡み〟の〝隠蔽〟が〝横行〟し、公務員を筆頭とする奸臣たちがその隠蔽に陰で奔走しています。  

 心配なのは、日本のマスコミが米メディアほどの〝ジャーナリスト精神〟を失っていることです。

  #ホイッスルブロワー #警笛を吹く人

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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