刀狩りが生んだ理不尽な事件

  安土桃山時代、豊臣秀吉が「刀狩り」で武士以外の農民らから武器を取り上げました。それ以来の伝統とも言われているのが、厳しい日本の銃器規制です。人を傷つけなくても、拳銃を発射しただけで最高刑は無期懲役となります。もちろん、一般市民による拳銃の所持は禁じられています。  

 そうなると、拳銃を手に入れようと考える無法者たちは職務で正当に銃を持っている人から奪おうとします。最近、安全のよりどころとして設けられた交番が襲われ、警察官が死傷する事件が相次いでいます。  

 理不尽極まりない事件ですが、結果的に市民を守るはずの拳銃が市民を脅かすことになるという何とも皮肉な話です。

 


 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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