日本語はラップに向いている

 日本語には、言葉の意味を強調するため韻を踏んだ2語でできあがっている言い方がたくさんあります。たとえば、こんな感じです。 

「てんや わんや」 

「あちら こちら」 

「口八丁 手八丁」 

「あること ないこと」 

「すった もんだ」 

「押し合い へし合い」 

「のらり くらり」 

「鳴かず 飛ばず」 

「うんとも すんとも」 

「なんとも かんとも」 

「にっちも さっちも」 

「とにも かくにも」 

行き当たり ばったり」 

「おっかな びっくり」  

 こうした韻を踏む言葉の使い方は、ラップという形で若者にも引き継がれています。  

 ところで、日本経済は見通しが悪いままです。政府や経済団体から「景気が上向いている」と聞かされても、いつまで経っても豊かさが実感できません。つまり、「行き当たり ばったり」で光が見えてこないのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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