オウムアムアは最初の宇宙からの偵察者
ノーベル賞学者のフェルミは、こう問いました。
「みんなどこにいるのか?」
宇宙に地球のような星は数多いはずなのに、なぜ人類は宇宙人やその痕跡に出会わないのかという問いです。これは、「フェルミの逆説」と呼ばれています。
この問いかけは、科学者や哲学者、作家、SF好きの小学生まで巻き込む論争を生みます。
「恒星間の航行は技術的に困難」
「地球以外に知的生命はない」
「宇宙人の来訪や信号を人類が認識できない」
なかでも「動物園仮説」とは、地球は宇宙人の動物園か自然保護区で、人類は遠くから見物されているというものです。 さらに宇宙には電波を出すような生命体を探し、殺りくして回る連中がいるという怖い説もあって「皆殺し集団仮説」と呼ばれています。
先ごろ、太陽系外から飛来した天体が史上初めて観測されたという発表がありました。こと座の方向から来たこの天体は長さ400メートルの葉巻形で、太陽系の小天体にはない形状でした。
この天体は「オウムアムア」と名づけられました。ハワイの言葉で、「最初の偵察者」という意味です。亡くなったホーキング博士が率いていた研究グループは天体が発する電波などを調査しましたが、信号は検出されませんでした。
現在、オウムアムアはすでに地球からは遠ざかりつつあり、やがてペガスス座の方向へ向けて太陽系を去っていきます。
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