医療費を減らすには社会的処方の広がりが欠かせない

 心身の調子が悪くて病院や診療所に行くと、診察を終えた患者の多くは飲むべき薬を指定した処方箋を受け取ります。この点、英国では近年、診察が終わった患者に体操や音楽、ボランティアなど参加すべきサークル活動を医者が紹介する試みが広がっているといいます。  

 こうした活動は、薬のかわりに社会との繋がりを処方する点から「社会的処方」と呼ばれています。英ガーディアン紙によると、釣りや編み物の集まりに参加した高齢者がうつ病から脱したなどの例があるといいます。  

 英エコノミスト誌は先日、ロンドンやリバプールなどに社会的処方の仕組みが広がった結果、医療費の節約や医師の負担減につながったと伝えています。


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八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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