お金を貯める方法

 お金に関して、ユダヤ教徒の間で伝承されている格言に次のようなものがあります。

 「この世には、人を傷つけるものが3つある。悩み、諍い、空の財布。3つのうち空の財布が最も人を傷つける」  

 ふつう「お金は天下の回り持ち」と言われますが、何もアクションを起こさない人のところには端からお金なんて回ってきません。ユダヤ教徒のタルムードには、次のような言葉もあります。 

「心を病むと、体が悪くなる。しかし、お金がなくなると、両方悪くなる。お金があり過ぎると人は獣のように警戒心が強くなるが、お金がまったくないとなりふり構わない本当の獣になる」  

 タルムードとはタルムードとはモーセが伝えたもう一つの律法とされる「口伝律法」を収めた6部構成、63編から成る文書群で、ヘブライ学者の議論を書き留めた議論集のことです。ユダヤ教の主要教派のほとんどがタルムードを聖典として認めており、ユダヤ教徒の生活、信仰の基となっているといいます。なかには、こんな一節もあります。

「お金という石鹸で洗えば何でも綺麗になる」

 まさに、マネーロンダリングを連想させる一理ある言葉です。そのお金を貯めるには、ユダヤ教徒はこう考えます。 

「明日やる仕事を今日やり、今日買うものを明日にすればお金は貯まる。お金を貯めるには倹約、節約、勤勉の3つの方法がある」

 これが、世界的に有名なユダヤ教徒の蓄財能力の基本とされています。

 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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