いじめの構造は同心円

 イジメの構造は、よく同心円にたとえられます。  

 被害者を中心に加害者がいて、それをはやし立てる観衆がいて、見てみないフリをする傍観者がいて、それぞれ被害者を同心円状に取り囲み、その距離に長短の差があってもイジメに関与しているのです。  

 ただ、人は昔から少なからずイジメたりイジメられたりといった人生を送っています。その現場で加害者は自分本位の「全能感」を味わい、そして同心円に漂っている空気がイジメを加速させます。つまり、同調圧力はイジメの温床ともなっているのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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