人生は風に乗った凧のようなもの

 ある日、下町の江戸凧づくりの職人さんに凧上げの醍醐味について聞いたことがあります。職人さんは、こう言っています。

 「いつも同じような風が吹いて、苦もなく凧が上がるのではつまりません。風が弱くて凧を引っ張ったり、逆に風が強くて凧に引っ張られたりしていると、凧も人生も風向きや時流に流されることがわかります」  

 大半の人は、周りの空気を読んで同調圧力に逆らわないような生き方をしています。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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