これから高齢者になる人の3重苦

 コンサルティング会社「マーサー」が各国の年金制度を比較し、ランキングする「マーサー・メルボルン・グローバル年金指数ランキング」(2015年)において、日本の年金制度は25か国中23位でした。  

 1位がデンマーク、2位がオランダで、米国が14位、24位が韓国、最下位がインドとなっています。つまり、日本の高齢者の生活を支えている年金制度は、世界でも評価が非常に低いのです。   もはや「高齢者は裕福」といったイメージは〝幻想〟で、高齢者が裕福だったのは「団塊の世代」の以前までです。  実際、50歳代では5割近くが「国民年金未納」となっており、この先「無年金」や「低年金」のまま退職することになります。

 つまり、10年以内に、「職なし貯蓄なし年金なし」という三重苦の高齢者が大量発生すると予測されているのです。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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