学校周辺には魔物が潜んでいる

  怪異譚は、学校の周辺でも生まれます。たとえば昼夜で違う階段の段数、無人の音楽室で鳴るピアノ、目が動く歴代の校長先生の写真など〝学校の怪談〟です。なかには口裂け女、人面犬など全国に広がった〝通学路の妖怪〟もいます。  

 現代の〝学校の怪談〟でも、怪異の起こる場所は昔から伝わる妖怪や幽霊の話と通じるものがあります。かつて学校周辺の四つ角や踏切、橋、川、崖、トンネルなどは、この世と異界との境界で、魔物が現れる場所だと思われていました。  

 今でも、学校の周辺には交通事故を含めて〝魔物〟がたくさん潜んでいます。 

 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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