今もある〝魔女狩り〟
さて、魔女狩り――。
1692年、米北東部の村で後に「セーラムの魔女裁判」と呼ばれる悪名高い裁判が行われました。体に異変を来した少女らの告発から無実の村人が次々に「魔女」と名指しされ、死罪を言い渡されたのです。
魔女の存在が信じられていた時代とはいえ、男女19人と犬2匹が処刑され、乳児を含む100人以上が投獄されています。
異様な騒ぎに知事が気づき、全員を釈放して幕を閉じました。
これは、恐怖の連鎖が生んだ集団ヒステリーによる「魔女狩り」として米国史に刻まれています。
そして今も、〝魔女狩り〟は形を変えて生き残っています。
0コメント