破壊の天使に気をつけろ

 キノコの図鑑を紐解くと、その不思議さ、妖しさに魅入られそうになります。一夜で現れ、一夜で消えたり、闇に仄かな光を放ったり、真っ白なレースを羽織ったような姿もあり、虫の体から生え出すキノコもあります。  

 こんな言い伝えがあります。 

「色が鮮やかなキノコには毒があるが、見た目が地味なキノコは食べられる」

 「柄が縦に裂ければ食用」

 「虫が食ったキノコは安全」

 「ナスと一緒に煮ると毒は消える」  

 しかし、すべてが迷信で、まったく根拠はないといいます。  

 なかには、毒のあるキノコもあります。ドクツルタケの英名は、「破壊の天使」という呼び名です。 

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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