無から有を生み出す錬金術

 さて、錬金術――。 

「バブル紳士の錬金術」といった表現は、無から有を生みだすという比喩の定番です。古代から中世にかけて、人は文字通りの錬金術に飽くなき挑戦を続けました。みんなが「賢者の石」を使って、鉄などを金や銀に変えようと夢見たのです。  

 重力波は、中性子星の合体で発生することが知られています。金やプラチナ、レアメタルなど鉄より重い元素は密度の高い中性子星の衝突で生まれ、宇宙に広がったという説が有力です。  

 これまで人類が採掘してきた金は、15万トン以上に上ります。残りの希少金属は、その半分程度です。全部あわせても競泳用プール5杯分ほどといいますから、その貴重さがわかります。

  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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