大人になってもネバーランドを夢想する人たち

 一生懸命生きてきたのに、今日は何かが足りない気がする。日ごろ、そんな気持ちになることがあります。それは、まるで火の点いた花火が途中で燃え切らずに、途中でポトンと落ちてしまったような気分です。まさに、不完全燃焼の極みです。  

 こうした気分になるのは、なぜでしょうか?  

 それは、その人が大人になってもネバーランドを夢想して生きているからでしょう。大半の人にとって、残念ながらネバーランドは人生のある一時期まで滞在できる居場所に過ぎないのです。  

 誰もが大人になったら、そこから出て行かなければならない居場所というわけです。

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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