東大卒が陥りがちな人生のブラックホール

  周りの評価には将来的なものまで織り込まれ、過大評価されることもあります。それは新規公開株と似ていて、人材マーケットでの適正なバリューではなく高めに評価されがちです。  

 外資系企業では、東大卒でハーバード・ビジネススクールを出たような若手が自分の父親よりも高給を稼いでいることもあります。  

 この種の若手は、こう誤解しがちです。 


「自分はスーパーエリートとして処遇されて当然だ」 

 この心模様が、謙虚になって人間力を磨くことを疎かにしてしまいます。そして、人生の落とし穴となるブラックホールへと引き込まれていくのです。  

 ブラックホールに落ち込む人は、足を取られるようなことに手を染めがちです。なかでも救いがないのは、すでにブラックホールに落ちているのにその自覚がない人でしょう。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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