沈みゆく泥船「ニッポン丸」

 日本では今、あらゆるジャンルで確実に格差社会が広がっています。しかも、経済のグローバル化にともなって格差や貧困が不可避的に増大しているのです。  

 この流れに、ストップをかける方策はあるのでしょうか?  

 残念ながら、明確な方策は見えてきません。  

 この国の政治家は今後、いかに国民の含み資産を担保していくのでしょうか?  

 欧米には、意外でしょうが市民宗教や労働組合を媒介とした市民の連帯があります。中国人やユダヤ人、インド人には血縁的な絆の伝統があります。  

 その点、日本のバカな政治家や役人、起業家などが家族や地域社会といった社会的な相続財産を破壊し尽くそうとしています。

 日本は今、若い世代が引き継ぐべき含み資産がほとんどない状態なのです。冷徹な見方をすれば、まさに「沈みゆく泥船」かもしれません。  

八丁堀のオッサン

八丁堀に住む、ふつうのオッサン。早稲田大学政治経済学部中退。貿易商社勤務のあと雑誌編集者、『月刊文芸春秋』、『週刊ポスト』記者を経て、現在jジャーナリストとして文字媒体を中心に活動。いろいろな面で同調圧力 にとらわれ、なにかと〝かぶく〟ことが少なくなっているニッポンの風潮が心配。

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