イジメを解消するには脳の特性を理解すること
人の脳は、相手の心を読もうとします。
さらに周りの視線を気にかけたり、集団のなかで裏切り者を見つけ出したりする能力も備わっています。
イジメ撲滅のために加害者となった生徒の悪い心が原因と見なし、監視や罰則で対処しようとしても意味がありません。
なぜなら、イジメは生徒が自主的に秩序を整えようとするプロセスで不可避的に起こってくる現象でもあるからです。
これをなくすにはイジメの傍観者にならない、それを見たら「やめろ」と言える、そう言っても裏切り者と見なされないといった教育をしていくしかありません。
いつまでも周りの顔色をうかがい、ビクビクしているようではイジメがなくなることはないでしょう。
イジメは脳の特性を理解して、学校や生徒の集団のなかで生きる姿勢を変えていくことでしか解決できないのです。
教師の役割とは、イジメをなくそうとしている生徒の後ろ盾となることです。
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